拡張部打ち込み型
穴の位置を確認し、穴を開けて中の切粉を取り除いておくまでは、拡張子打ち込み型と同様です。
本体打ち込み式の場合は、先ず穴の中にアンカーを軽く叩いて挿入します。アンカーを穴の中に挿入する時にコーンが落ちないように注意します。また、アンカーが斜めにセットされていないことを十分に確認しましょう。
続いて、メーカー指定の専用打ち込み棒などを使用して、実際に打ち込んだ時の手応えや、その音が変わってくるまで打ち込んでいきます。最後にボルトなどを使用して器材などを取り付けます。使用するボルトとアンカーのネジ部の「はめあい長さ」を十分に取るようにします。
本体打ち込み式の場合は、取り付け物に応じて自由にボルトを選択することができます。スリーブ打ち込み式の場合は、スリーブのセットの方向に十分注意しながら、穴の中へアンカーを挿入していきます。
こちらも、メーカーによって指定された専用打ち込み棒などを使用して、実際に打ち込んだ時の手応えや、その音が変わってくるようになるまで打ち込んでいきます。
最後に取り付け物を設置して、スパナなどを使用してナットを締め付けていきます。この締め付けに関して、指示や仕様があるのであれば、それに従って行ないます。一般的には、ナットを締め付けることによって、固着力は増加していきます。